― キジ白・ミミ(推定3才)ケースレポート ―
こんにちは、ホンネ猫探偵です。
もし今、玄関先で名を呼んでも返事がなく、胸が締めつけられているなら——まずは深く息を吐きましょう。失踪直後の最初の数時間をどう使うかが、その後の発見率を決定づけます。
私は猫専門探偵ですが、T₀(迷子に気づいた瞬間)に現場へ駆けつけることは物理的に不可能。だからこそ、数多くの現場で得たノウハウを“遠隔マニュアル”に落とし込みました。本稿は——
- T₀から48時間を15分単位で区切った行動テンプレート
- 実際の捜索で42時間後に再会した ミミ(キジ白・3才)ログ
この2本をストーリー形式で並走させ、読むだけで手順が映像のように浮かぶ構成にしています。あなたのスマホ越しに“リモート同行”するつもりで書きました。
序章 夜の玄関で聞こえた“パチン”という音
22:15――宅配ボックスを確認したわずか数十秒の隙に、ミミは玄関から飛び出しました。動揺する飼い主に私はLINEでこう伝えました。
「初動60分が勝負。まず追加脱走を防ぎましょう」
1.実録タイムライン(抜粋)
| 経過 | 実際の行動 | 狙い/ポイント |
|---|---|---|
| T₀+0分 | 玄関・窓をロック/家族LINEで役割分担 | “追加脱走”を防ぎ、情報を一本化 |
| +10分 | LEDライトで室内スキャン(床反射法) | 洗濯機ドラム・ソファ下など15箇所 |
| +25分 | 玄関指幅開放+トイレ砂&毛布設置 | 匂いで帰宅ルートを作る |
| +45分 | 半径20mサイレント巡回① | 車下・植え込みを匍匐姿勢で確認 |
| +3h | 半径50mサイレント巡回②(深夜2時) | 環境音が少ない時間帯を狙う |
| +6h | 行政・動物病院へFAX/洞察メモ作成 | 「保護即連絡」体制を構築 |
| +12h | X(旧Twitter)写真3枚+#迷子猫○○市投稿 | 位置情報付きで拡散力アップ |
| +18h | A4チラシ30枚ポスティング | 通学・ゴミ出し動線を優先 |
| +26h | 捕獲器レンタル→自宅裏に設置 | カメラでリアルタイム監視 |
| +32h | チラシ経由の目撃情報(公園フェンス沿い) | 自宅から80m地点 |
| +40h | 捕獲器アラーム→低姿勢で接近 | 走らず静かに |
| +42h | ミミ保護、キャリーへ移動 | ちゅ〜るで安心誘導 |
🔖 教訓
- 捜索ログをスプレッドシートで可視化。重複ゼロ/漏れゼロ。
- SNSは 写真3枚+位置+時刻 が拡散率2倍。
2.初動48時間テンプレート
□ ロック確認(玄関・窓・網戸) □ 室内ライト反射チェック15分
□ 匂いアイテム設置(トイレ砂・毛布) □ 玄関を指幅開放
□ 半径50mサイレント巡回(夜明け前) □ 行政・動物病院へ届け出
□ SNS初回投稿(写真3/時間/場所) □ チラシ30枚+QR付き
□ 捕獲器 or カメラ準備(24h以降) □ 進捗シートで行動を共有
コピーし、チェックボックスを入れながら進めれば混乱しません。
3.成功率を底上げする3つのコツ
- ライトは“床面+45°”
- 匂い導線は“点”ではなく“面”(玄関・庭・ベランダ3点)
- **SNSは“1投稿→固定ツイート”**で情報欠落を防ぐ
4.探偵を呼ぶ判断タイミング
- 48h以内に目撃ゼロ
- 住宅密集地で聞き込みが困難
- 高齢/単身で歩き回れない
上記に当てはまる場合は早期外注がコスパ高。
ホンネ猫探偵:98,000円/移動・宿泊代は別。追加費用ゼロ(1日8時間×2日稼働)
まとめ
ミミが42時間で帰宅できた背景には、初動60分の的確な対応と可視化された行動ログがありました。
このテンプレとタイムラインを“あなた仕様”に書き換え、スマホに保存してください。
手が足りないと感じたら
LINE またはフリーダイヤルへ。
焦りを“情報”に変えて、最速の「おかえり」を迎えましょう。


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